看護師の志望動機

【看護師の志望動機】履歴書向けの例文や書き方・面接対策

【看護師の志望動機】履歴書向けの例文や書き方・面接対策

看護師の志望動機を作成するときは、まずどのような基準で職場を選ぶのかを整理しておくことが大切です。というのも、就職・転職の軸を明らかにしておかないと、志望動機に一貫性がなくなってしまうからです。

看護師の場合は、以下のような職場選択の基準があります。
・病院の規模
・教育制度
・総合病院か専門病院か
・看護部の方針
・夜勤はあるか、夜勤がある場合は二交代制か三交代制か
など

このような基準の中から、「これだけは譲れない」「これを優先したい」というポイントを洗い出し、就職・転職の軸を決めましょう。そして、その軸を志望動機に組み込んでください。

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看護師の志望動機を履歴書に書く際のポイント①応募先の情報をしっかり調べる

看護師の志望動機を履歴書に書く際のポイント①応募先の情報をしっかり調べる

看護師の求人数は安定して多いため、就職・転職自体はそれほど難しくありません。しかし、「どこでもいいから就職したい」という中途半端な気持ちを持っていると、採用側に見透かされる可能性が高いです。そのため、なぜこの病院・施設を志望しているのかをきちんと伝える必要があります。

たとえば、力を入れている分野や看護部の体制、病床数などの特徴を調べ、それを志望動機にもリンクさせましょう。応募先の情報収集をしっかりとしておけば、採用側に「ちゃんと考えているな」という印象を与えることができます。また、就職後のミスマッチ回避にもつながるでしょう。

看護師の志望動機を書く際のポイント②長く働きたい気持ちを伝える

看護師の志望動機を書く際のポイント②長く働きたい気持ちを伝える

志望動機を書くときには、なぜここを選んだのかだけでなく、長く働き貢献したいという意思もアピールしましょう。

なぜなら、医療業界は慢性的な看護師不足に悩まされているからです。厚生労働省によると、看護師の有効求人倍率は令和元年度で2.25倍となっています。つまり、1人の看護師に対して2つ以上の病院や施設が募集しているということです。そのため、人材確保の観点から、採用側は長く働いてくれる看護師を優先的に採用するでしょう。
【参考】
一般職業紹介状況(職業安定業務統計) 一般職業紹介状況

また、「ステップアップしたい」「経験の場」「勉強したい」という言葉は、伝え方によっては「すぐに辞めるつもりなのか」という印象を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

看護師の志望動機を書く際のポイント③適性をアピールする

看護師の志望動機を書く際のポイント③適性をアピールする

看護師は、専門的な知識や技術が必要なだけでなく、コミュニケーション能力や冷静な判断力、向上心なども求められる仕事です。また、重篤な患者さんのケアや夜勤など、精神的・体力的な強さが求められる場面も多いです。さらに、勤務時間が不規則な場合が多いため、家族の理解やサポートがあることも重要です。

そのため、「ここで看護師として働きたい」という熱意だけでなく、以下のように看護師としての適性もアピールしましょう。
・体力には自信がある
・夜勤も問題ない
・勉強し続ける覚悟がある
・明るい性格である

このような自分の強みを志望動機に盛り込み、長く働けることを伝えると良いでしょう。

よくある質問

新卒で看護師の志望動機を書く際のポイントは?
新卒の場合は、これまでの経験よりも仕事への熱意が重視される傾向があります。なぜなら、採用担当者からすれば、新卒看護師はみんな同じ能力を持つ実務未経験者だからです。そのため、志望動機には看護師を志したきっかけやなりたい看護師像を、エピソードとともに書きましょう。看護師の仕事に強い熱意を持ち、それに向かって自発的に努力していけると判断された人が優先的に採用されるでしょう。
看護師の志望動機を書く際のNGポイントは?
給与や休日、福利厚生などを主な志望動機として伝えると、「自分の利害を優先する人」という印象を与える可能性があるので避けましょう。また、「理念に共感しました」というような抽象的な表現だけで構成された志望動機では、採用側の心には響きません。さらに、「勉強したい」という言葉は一見謙虚で勉強熱心に見えますが、伝え方によっては受け身な印象を与えるので注意しましょう。